関係者以外立入禁止





とある住宅街にて。
一軒家の玄関のドアに落書きをするという悪戯があった。
その落書きの内容がおかしかったこともあり、この悪戯はすぐさま日本中に知れ わたった。
その落書きの内容は…。
「関係者以外立入禁止」という文字とともに進入禁止の標識が描かれていたのだ 。
「防犯対策」になりうるとして、日本中の玄関のドアにこれがペイントされた。
確かに、泥棒の数が激減した。
ところが、しばらく経って、落書き事件以来初の泥棒逮捕となった。
その泥棒が警察に自供したことは、驚くべき内容だった。
落書きをした犯人は実は自分であり、こういった話題性を出すためにやった、と 。
実際、彼がこの後に言った一言は流行語になった。
「泥棒に入る側は入られる側の関係者になるからね。」

それからは、泥棒被害の数は以前に戻り、扉に描かれたペイントは単なるオブジ ェになった。





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